■受診前のお願い
- 診察しやすい服装(脱ぎやすい服装や、膝の痛い女性の方はショートパンツなど)でおこしください。
- 急患以外は,毎朝の外来診察は,通学前の学生さんの診察から始まります,よろしくご了承ください.
■問診
診察のはじめは,患者さんからお話を聞きます。だいたい次のようなことが聞かれますので,ご自分であらかじめ整理されて受診いただくと、状況がわかりやすく問診がすすみます.
- いつからどこが痛くなりましたか?
- 以前にもこんな事がありましたか?
- スポーツをしたとか,重い物を持ち上げたとか、何かきっかけがありましたか?
- どんなときに、またはどんな動作で痛くなりますか?
- 安静時や夜間就寝中も痛みますか?
- どこかに,しびれや感覚のおかしいところはありませんか?
- 今まで何か大きな病気の経験や手術を受けたことなどはありますか?
- 女性の場合には,妊娠してる可能性はありませんか(レントゲンを撮影しても問題ありませんか?)
また,何かご心配がありましたら,遠慮なくご相談ください
■診察
次に診察をします.
診察は四肢・関節の可動性・不安定性・変形などの有無,痛みや圧痛はどこの部分に強いか,
神経学的検査(ヘルニアや神経の悪くなった徴候はないか)などを調べます.股関節が原因で腰痛が起きたり,
腰椎椎間板ヘルニアが原因で足の痛みがでることもありますので,診察時には見落としの無いよう,
患部を含めてできるだけ広い範囲を診ています.
■レントゲン検査
続いて必要があれば,レントゲン検査をします.
このレントゲン検査では骨の状態がよくわかります.
たとえば骨折や脱臼,骨腫瘍など異常陰影,骨粗鬆症の有無などがよくわかります.
当院では、最新のデジタル検査機器を使って、被爆量の少ない安全で的確な撮影を行っています。
骨粗鬆症検診・骨密度測定も行っています。
■診断と治療
問診・診察.レントゲン検査をもとに診断をします.
診断に基づいて治療をします.治療の原則は、本来人間が持っている回復力・自然治癒力を十分に生かしたいと考えています.その回復力・自然治癒力が間違った方向に進まないように矯正・協力してやることが医学と考えています.
もちろん,痛みの程度や特性により局所にトリガーポイント・ブロックの注射をしたり、痛み止めの内服薬や外用薬を使ってより早く痛みが取れるようにしています。